この記事は日本代表を応援する管理人の一人称で書く観戦記です。中立の報道記事とは筆致が異なります。
W杯アジア予選Window4のホームゲームは123-70。圧勝、圧勝でした。八村塁が両チーム最多の30得点、そしてロスター12人全員が得点。満席のTOYOTA ARENA TOKYOで、最後まで集中力が切れない試合を見せてもらいました。ボクが一番うれしかったのは、4Qに高島紳司が決めた代表公式戦の初得点です。
| 日付 | 2026年8月31日(月) 19:10 |
|---|---|
| 大会 | FIBA W杯2027アジア地区予選 Window4(2次ラウンド) |
| 会場 | TOYOTA ARENA TOKYO(東京都江東区) |
| 結果 | 日本 123-70 カタール |
| Q別 | 29-11 / 24-23 / 40-11 / 30-25 |
| この時点の成績 | 日本6勝2敗(Window4を2連勝) |

1Q 29-11——開始3分で9-0、いきなり突き放す
試合前から会場は満席で、堂珍嘉邦さん(ケミストリー)の国歌独唱で一気に熱が上がりました。その空気のまま、日本が立ち上がりから相手を飲み込みます。
先制は馬場雄大の落ち着いた3ポイント。続いて八村塁が引き付けたところを河村勇輝が見逃さずにパスを通し、八村自身も完璧な3ポイントを沈めます。開始3分で9-0。カタールはターンオーバーが続き、日本は八村・西田優大・河村の3人で回して西田のレイアップまで持っていく速さでした。
圧巻は齋藤拓実のスティールから馬場が走り切ったダンク。思わず笑ってしまうほどの迫力で、この日の馬場はスティール2本も含めて完全に乗っていました。八村は3ポイントを連発し、富永啓生もシュートフェイクから十八番の3ポイント。最後は富永が八村へのパスと見せかけてタフな3ポイントを決め、しかもブザービーターで締めるおまけつきです。理不尽すぎるシュートでした!
この間、カタールはヘッドコーチがコート内に入ってしまいテクニカルファウルを取られる場面もありました。29-11、1クォーターで29得点という異常な立ち上がりです。
八村塁・河村勇輝ら史上最強ジャパン集結
— 日テレバスケ【公式】 (@ntv_basketball) 2026年8月31日
W杯最終予選「日本 vs カタール」
ただいま地上波日本テレビ系&TVer生中継
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【第1Q】#馬場雄大(長崎ヴェルカ)
最初の3Pヒット
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2Q 24-23——渡邊雄太のダンクで会場が沸く
2クォーターは相手も食い下がり、点の取り合いになりました。それでも日本のリードは動きません。
この日のハイライトのひとつが渡邊雄太のダンクです。カタールのピック&ロールを完全に潰した強固な日本のディフェンスからファストブレイクにつなげ、馬場とのランプレーで魅せた一撃。コンディション不良から復活した選手がこれをやるのだから、会場のボルテージが上がらないわけがありません。
佐々木隆成もスティールからレイアップとファウルをもらう3点プレー、河村はホーキンソンへのキラーパス、そのホーキンソンはピック&ロールから3点プレーと、全員が得点に絡みます。日本のディフェンスは全員がハードで、24秒オーバータイムを何度も奪いました。
そして八村です。前半だけで3ポイント5本すべて成功の19得点。解説の田臥勇太さんが着目していたスピンの効いた強いシュートが面白いように「スパッ」と落ちていきました。53-34で前半終了です。
八村塁・河村勇輝ら史上最強ジャパン集結
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【第2Q】#ジョシュ・ホーキンソン(東京サンロッカーズ)
2P
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3Q 40-11——ここで勝負あり、そして双方が退場する異例の展開
後半、日本は一段ギアを上げました。このクォーターだけで40-11。試合が完全に決まった時間帯です。
河村のノールックパスに西田がよく走って追いつき、河村→ホーキンソン→西田とボールが渡る 中から外からの3ポイントは理想形でした。さらに河村自身もドライブでファウルをもらって3点プレー、ホーキンソンとのホットラインからダンクといったアシストに徹していた司令塔が得点でも牙をむきます。西田は11得点、3ポイントの精度も高いままでした。素晴らしいウィングです!徳島に兄弟揃ってきて欲しい!
一方で、この試合唯一の重い場面もありました。カタールの主将ムスタファ・フォーダがボールをキャッチした際、膝が西田の顔に当たってしまいます。故意ではないと思いますが、テクニカルファウルの判定で5ファウルとなり退場。さらにハカン・デミルヘッドコーチも2度目のテクニカルで退場となり、主将と指揮官が同時にいなくなる異例の展開になりました。会場にはざわつきと困惑が流れ、正直、相手が気の毒でした。この状況でも八村がフリースローを淡々と決め、ホーキンソンも3ポイントを沈めたのは日本の集中力の証明だったと思います。
終盤は佐々木がスティール、渡邊が佐々木のこぼれ球をティップイン、富永も3ポイントとドライブで加点。93-45で最終クォーターへ向かいました。
八村塁・河村勇輝ら史上最強ジャパン集結
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W杯最終予選「日本 vs カタール」
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【第3Q】#西田優大(シーホース三河)
キャッチ&3Pを決め切る
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4Q 30-25——高島紳司の初得点、そして12人全員得点
4クォーターは渡邊・富永・シェーファーアヴィ幸樹・佐々木・吉井裕鷹という、河村と八村がいない布陣でスタート。それでも手を緩めません。シェーファーがショットクロックぎりぎりのフローターを沈め、100点目もシェーファーのレイアップでした。
そして高島紳司のコーナー3ポイント。アシストは八村でした。サウジアラビア戦では無得点に終わった選手が、代表公式戦で初めて記録した得点です。しかもその直後にハードなディフェンスでトラベリングを誘い、ホーキンソンもダブルチームでよく寄せていました。ベンチも含めた日本代表の雰囲気の良さがあの一本に全部出ていたと思います。DFから盛り上げてくれる選手はチームにとって必要ですよね!
八村はバックカットからワンハンドダンクで30得点目。吉井は2連続のコーナー3ポイントで会場を沸かせ、最後は齋藤のディープ3ポイントでロスター12人全員が得点を達成しました。齋藤がファストブレイクを止めにいってアンスポーツマンライクファウルを取られたのは少しもったいなかったですが、それも全力の証だと思っています。123-70で終了です。
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【第4Q】#八村塁(ロサンゼルス・クリッパーズ)
このダンクで30得点の大活躍
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今日のヒーロー: 八村塁——30得点、3ポイントは前半だけで5本
両チーム最多の30得点。前半に3ポイント5本すべてを成功させ、フィールドゴール成功率77.8%(7/9)で19得点というスタッツは、サウジアラビア戦の29得点に続いて2試合連続の異次元です。
ポストで押し込み、ミスマッチを突き、24秒ぎりぎりのステップバックを沈め、ブロックでインサイドを守る。何より、八村がボールを持つとカタールのディフェンスが一気に寄ってくるので味方が空きます。彼がコートにいるだけでチーム全体がやりやすくなる——その効果はサウジアラビア戦(106-78の観戦記)でも書きましたが、この日はさらに徹底していました。
ボクのMVPは高島紳司です
スタッツで選べば八村なのは間違いありません。それでも私が今日いちばん心を動かされたのは、高島の代表公式戦初得点でした。
この選手のことはサウジアラビア戦の前にも書いていて、アジアの得点王を止める役として期待していました。その試合で得点は0。ロスター12人のうち唯一得点がなく、「高島にも得点があれば全員得点だったのに」と書きました。その悔しさを次の試合のコーナー3ポイントで返してきたわけです。しかも守備で相手のトラベリングを誘うおまけつき。ディフェンスで評価されて代表に定着しつつある選手が攻撃でも結果を出した一本でした。彼のコーナースリーは今後も期待値が高いですね!
光った選手たち
馬場雄大は1クォーターのスティール2本とダンクで試合の入りを作りました。渡邊雄太は今Window初登録でいきなりダンクとティップイン、終盤もドライブでファウルを取る手堅さを見せています。富永啓生は3ポイントだけでなくドリブルアタックでも得点し、西田優大は11得点に加えて相手の巨漢に掴まれながらシュートまで持っていく強さがありました。ジョシュ・ホーキンソンはブロックと3ポイントで攻守に効き、河村との相性の良さは見ていて嫉妬するほどです。佐々木隆成と齋藤拓実のスティールからの展開、吉井裕鷹の2連続コーナー3——本当に全員です。
カタールで一番印象に残ったのは18歳
グッドウィン不在のカタールは苦しい試合になりました(カタール代表まとめ)。ただ、そのなかで10番のアブドゥラ・ムーサが良かった。18歳で代表に入っている選手で、手堅く2ポイントを決め、ドリブルでも攻めてくる。点差が開いて味方が足を止めかけた終盤も最後まで戦う姿勢を見せていました。日本にもこの年代からこういう選手が出てきてほしいと素直に思います。
次は11月26日、アウェーのレバノン戦
Window4を2連勝で終え、日本は通算6勝2敗。次のWindow5は11月26日にアウェーのレバノン戦、11月29日にアウェーのカタール戦という中東2連戦です。レバノンはグループで最も良い成績を残しているチームで、正直ここが本当の山場になります(レバノン代表まとめ)。今日のような全員バスケを、あの相手にどこまでぶつけられるか。11月が楽しみです。
試合結果とクォータースコアは?
日本123-70カタールで、クォーター別は29-11、24-23、40-11、30-25です。第3クォーターの40-11で勝負が決まりました。公式スタッツはFIBA公式の試合ページで見られます。
八村塁の成績は?
両チーム最多の30得点です。前半だけで3ポイント5本すべてを成功させ、フィールドゴール成功率77.8%(7/9)の19得点を記録しました。サウジアラビア戦の29得点に続く2試合連続の30点級です。
次の試合はいつ?
Window5の2026年11月26日、アウェーのレバノン戦です。続く11月29日にはアウェーでカタールと再戦します。
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