韓国は9月20日の決勝で日本に67-57で勝ち、6戦全勝で金メダルを獲得しました。イ・ヒョンジュンは27得点18リバウンド、3Pは8本中5本成功。イ・ジョンヒョンも14得点7アシストを記録しました。
この記事では韓国代表12人と大会の歩みを整理します。決勝の試合展開と日本側の観戦記は日本57-67韓国へ。以下には決勝前に注目した日本の攻め方も当時の記録として残しています。
決勝結果と韓国の優勝
- 決勝は韓国67-57日本。前半28-28から後半を39-29で上回りました。
- イ・ヒョンジュンは27得点18リバウンド。3Pを5本決めました。
- 韓国はグループリーグから決勝まで6連勝で優勝しました。
決勝のスコアと個人成績は大会公式記録で確認しました。日本側の各Qの流れは決勝の観戦記にまとめています。

韓国は6連勝で優勝――決勝までの歩み
| 日付 | 相手 | 韓国の結果 |
|---|---|---|
| 9月10日 | サウジアラビア | 82-66 |
| 9月11日 | インドネシア | 102-48 |
| 9月13日 | 日本 | 100-83 |
| 9月16日 準々決勝 | ヨルダン | 114-80 |
| 9月18日 準決勝 | イラン | 77-51 |
| 9月20日 決勝 | 日本 | 67-57 |
準々決勝まで3試合続けて100得点以上を挙げた韓国ですが、準決勝は守備でも力を示しました。聯合ニュースによると、イランのFG成功率は25%、3Pは23本中2本。日本が警戒すべきなのは韓国の外角だけでなく、相手の攻撃を止める守備の強度です。
出典:ヨルダン戦報道/聯合ニュース・準決勝の守備について。以下の初戦・第2戦の記録は、当時の経過として残しています。
アジア大会の韓国代表とは?
ヘッドコーチはラトビア人のニコライス・マズルス氏。W杯予選のチームをほぼそのまま持ち込み、目標は2014年仁川大会以来12年ぶりの金メダルです。前回2023年の杭州大会は7位で、7〜8位決定戦では日本を74-55で破っています。韓国メディアはこれを「杭州の惨事」と呼び、雪辱の大会と位置づけています。
直前の強化試合ではフィリピンに81-55、69-42と2連勝(9月4日・6日、水原)。7月に1勝6敗と苦しんでいたチームが、W杯予選のサウジ戦を含めて3連勝で大会に入りました。
初戦はサウジアラビアに82-66、イ・ヒョンジュン23点
9月10日、韓国はサウジアラビアに82-66で勝ちました。一度もリードを許さず、3Qに21-0のランで一気に27点差。4Qは8点に終わりましたが、危なげない内容でした。

得点はイ・ヒョンジュンが23点(FG8/15、4リバウンド3アシスト3スティール)、ベンチから出たイ・ウソクが18点6リバウンド、キャプテンのイ・スンヒョンが13点6リバウンド、ヨ・ジュンソク9点、イ・ジョンヒョン6点7リバウンド。韓国メディアが挙げた勝因は、208cmのサウジのセンター、アルスワイレムの機動力の低さを突いた「ミスマッチ攻略」でした。一方で3Pは39本中7本。外が入らなくても勝てたとも言えますし、外が入らなかったとも言えます。
2戦目はインドネシアに102-48、イ・ヒョンジュン24点10リバウンド
9月11日の第2戦は、韓国がインドネシアを102-48で圧倒しました。前半は39-30でしたが、後半を63-18、4Qだけでも32-7。初戦で課題になった終盤の失速を修正し、2連勝で準々決勝進出を決めています。
イ・ヒョンジュンは24点10リバウンドのダブルダブルで、3Q開始からの約5分間だけで14点。3Pも7本中4本を沈めました。ユ・ギサンは3P7本ですべての21得点を記録し、イ・ウソク14点、ムン・ユヒョン10点8アシスト。チーム全体で31アシストを挙げ、サウジ戦で39本中7本だった外角も立て直しています。
ヨ・ジュンソクは実戦復帰、チェ・ジュンヨンも準決勝に出場
ヨ・ジュンソクは初戦で左足首を痛め、第2戦のインドネシア戦を欠場しました。その後、9月18日の準決勝では9得点を挙げたとSTARNEWSが報じています。「負傷で出場不透明」という予選前の状況から更新が必要です。ただし、出場したことだけで完治とは断定できません。
チェ・ジュンヨンも同報道の3Qの得点場面に登場しており、すでに実戦に加わっています。予選の日本戦前に伝えた「9月15日合流予定・日本戦不在」は9月13日時点の情報です。決勝では、この2人を含むフォワード陣への対応を考える必要があります。最終的な出場登録は当日の発表をご確認ください。
アジア大会の12人
韓国協会が9月2日に発表した最終12人です。
| 選手 | P | 身長 | 所属 | 注目点 |
|---|---|---|---|---|
| イ・ヒョンジュン | F | 201cm | 無所属(韓国協会発表の表記) | エース。サウジ戦23点。「アジア最高のシューター」 |
| ヨ・ジュンソク | F | 203cm | シアトル大(米国) | 負傷後に実戦復帰。準決勝9得点と報道 |
| チェ・ジュンヨン | F | 200cm | 釜山KCC | 合流済み。準決勝でのプレーが報じられている |
| チャン・ジェソク | C | 203cm | 釜山KCC | |
| イ・スンヒョン | F/C | 197cm | 蔚山現代モービス | キャプテン。サウジ戦13点6リバウンド |
| イ・ウソク | F | 196cm | 国軍体育部隊 | サウジ戦ベンチから18点6リバウンド |
| ムン・ジョンヒョン | F | 194cm | 水原KT | 指を負傷したアン・ヨンジュンの代替選出。2023年KBLドラフト1位 |
| エディ・ダニエル | F | 191cm | ソウルSK | 19歳。7月の日本戦でスティール5本 |
| イ・ジョンヒョン | G | 188cm | 高陽ソノ | 司令塔。サウジ戦6点7リバウンド。フィリピン戦で3P7本 |
| ユ・ギサン | G | 188cm | 昌原LG | インドネシア戦で3P7本、21点 |
| ピョン・ジュンヒョン | G | 185cm | 安養正官庄 | |
| ムン・ユヒョン | G | 180cm | 安養正官庄 | インドネシア戦10点8アシスト。ムン・ジョンヒョンの弟 |
出典: 大韓民国バスケットボール協会の発表、聯合ニュースほか。9月8日にアン・ヨンジュンからムン・ジョンヒョンへ登録が変更されました。身長はKBL公式の登録情報と当サイトの8月の来日メンバー記事より。
予選は韓国100-83日本。前半の接戦を後半に突き放した
9月13日の直接対決では、日本が前半42-40でリードしながら、後半を41-60とされて83-100で敗れました。韓国の守備の圧力と速攻に対し、日本はパスとキャッチの精度、攻撃の終わらせ方で苦しみました。
8月の強化試合と今大会ではメンバーが異なるため、過去の勝敗数よりも、この予選で何が起きたかを決勝の材料にしたいところです。詳しくは韓国戦83-100の観戦記をご覧ください。
決勝前に注目した攻防――小川の突破と韓国の圧力
ここからは、日本の観戦記と韓国の試合結果を踏まえた当サイトの見立てです。中国戦の成功がそのまま通用するとは限りませんが、日本が試すべき武器ははっきりしています。
小川敦也のドライブと、寄せた後のパス
中国戦の小川は、守備が戻る前に縦へ切り込み、ヘルプが寄ればカークらへパスを通しました。韓国戦でも最初の圧力を抜けるだけでなく、その後の受け手まで用意できるか。黒川虎徹のパス、ハーパーJr.の速さと組み合わせ、攻撃の入口を一つに絞らせないことが焦点です。
イ・ヒョンジュンだけへ守備を寄せすぎない
イ・ヒョンジュンのキャッチを楽にさせず、同時にイ・ウソク、ユ・ギサン、イ・ジョンヒョンへの展開も追い続けたいところ。ヘルプで中へ寄った後、外へ戻る一歩を省かないことが重要です。金近廉、高島紳司、山﨑一渉の役割にも注目します。
復帰したフォワード陣と、リバウンドまで戦う
ヨ・ジュンソク、チェ・ジュンヨンの参加によって、予選前とは韓国の選択肢が変わっています。日本はカーク、狩野富成、シェーファーだけに任せず、川島悠翔や山内ジャヘル琉人もリバウンドに参加し、一本の守備を終えたいところです。
3Qの入り、そして最後の10分まで攻撃を完結させる
日本は中国戦の3Qに加速しましたが、4Qには押し返されました。韓国戦ではリードしても足を止めず、苦しいときほど一本のパスとキャッチを確実に。金近の外角も含め、自分たちの強みを40分続けられるかが見どころです。
決勝の結果は?
韓国が日本に67-57で勝利しました。日本側の試合の流れは決勝の観戦記、全日程は大会ガイドで確認できます。
決勝のイ・ヒョンジュンは?
27得点18リバウンド、3P5本で韓国の優勝を引き寄せました。日本が守備で粘った場面でも難しい外角を決め、リバウンドでも大きな差を作りました。
ヨ・ジュンソクの負傷は?
初戦の左足首負傷後に実戦へ復帰し、準決勝で9得点を記録したと報じられています。完治の断定はできませんが、欠場を前提にした予想は更新が必要です。
チェ・ジュンヨンは合流した?
準決勝でのプレーが報じられており、実戦に加わっています。9月13日の予選日本戦時点の「不在」と決勝は区別して見てください。
管理人のコメント|決勝前に書いたこと
中国戦の小川を見て、ボクは韓国との再戦がますます楽しみになりました。何度も縦に割り、守備が寄れば味方へ通す。金近は外から打ち抜き、狩野は身体を張る。あの強気を決勝でも続けてほしいです。
韓国が強いことは、83-100で負けた試合で分かっています。だからこそ、あの日の悔しさを返す舞台まで来たことがうれしい。相手の圧力に慌てず、リバウンドを全員で拾い、最後の一本まで攻め切ろう。小川の突破も、黒川のパスも、ハーパーの守備も、津屋のシュートも待っています。行こう、日本!
韓国の優勝を決めたプレーと、日本が次へ持ち帰るべき課題をどう見ましたか? コメント欄で教えてください。










中国戦の様に、躍動して欲しいです。観客の皆様、劣勢になっても最後まで声援宜しくお願いします。津屋選手の守りからの3ポイント期待したいです。