8月31日のカタール戦が目前ですが、W杯2027アジア予選2次ラウンドで日本の前に立ちはだかる本命は、その先にいます。Window5(11月26日)でアウェー対戦するレバノン代表です。ここまで通算6勝1敗はグループFで最も良い成績(日本は5勝2敗)。どんなチームで誰が危険なのか、FIBA公式と海外ソースで先回りしてまとめます。8月のカタール戦の相手はカタール代表まとめ、予選の仕組みはアジア予選の解説をどうぞ。
レバノン代表とは?
FIBA世界ランキングは31位(2026年7月13日更新時点。日本22位・中国30位に次ぐグループF3番手)。ヘッドコーチはアフマド・ファラン氏です(英語版Wikipedia・2026年3月時点)。アジアカップ2022準優勝の実績を持つ、西アジアの強豪です。
1次予選はグループDを5勝1敗の首位で通過。サウジアラビアに2勝、インドに2勝で、唯一の黒星はホームでのカタール戦(83-86)だけでした。2次ラウンド初戦のWindow4でも韓国に93-74で快勝し、通算6勝1敗。数字の上では、このグループで一番結果を出しているチームです。
エースはアジアカップMVPのアラクジ——ただしWindow4は不在
看板選手はワエル・アラクジ(PG)。アジアカップ2022でレバノンを決勝まで導きMVPに輝いたガードで、今予選も平均19.3得点・5.0アシストで得点・アシストともチーム1位です。

ただし、8月27日の韓国戦のエントリー12人にアラクジの名前はありませんでした(不在の理由は公式発表を確認できていません)。エース抜きで韓国に19点差——これがこのチームの不気味なところです。
帰化枠には元KBL MVPのローソン
インサイドの柱は、2025年に帰化したアメリカ出身のデドリック・ローソン。予選平均14.3得点・12.0リバウンドのダブルダブル製造機で、韓国リーグ(KBL)でMVP、中国リーグ(CBA)でも主力を張った実績があります。2月のサウジアラビア戦(94-64)では13リバウンドを記録しました。
そのローソンも韓国戦のエントリーには入っておらず、代わってアメリカ出身のDJファンダーバーク(208cm・元NCステート大)がゴール下を守りました。ビッグマンを入れ替えても崩れない選手層です。
エース不在で韓国に93-74——層の厚さが本体
その韓国戦でゲームハイの21得点を挙げたのが、205cmの若きフォワード、ユセフ・カヤト(6リバウンド)です。ほかにも予選平均14.2得点のセルジオ・エル=ダルウィッシュ、シューターのアミール・サウドら得点役が多く、アラクジ・ローソン不在でも攻撃力が落ちませんでした。個の絶対的エースに頼るサウジアラビア・カタールと違い、「誰かを消しても別の誰かが出てくる」構造が日本にとって一番の脅威になります。
直近のロスター(2026年8月・韓国戦エントリー12人)
| # | 選手 | P | 身長 | 注目点 |
|---|---|---|---|---|
| 0 | DJファンダーバーク | C | 208cm | アメリカ出身・元NCステート大のビッグ |
| 1 | オマル・ジャマレディン | SF | 192cm | |
| 5 | アミール・サウド | SG | 187cm | ベテランシューター |
| 6 | ジョセフ・アブ=サムラ | G | 193cm | |
| 7 | カリム・ゼイヌン | SG | 188cm | |
| 8 | ジャド・ハリル | PG | 185cm | |
| 9 | セルジオ・エル=ダルウィッシュ | SG | 194cm | 予選平均14.2得点 |
| 18 | オマル・アル=ジャマル | C | 203cm | |
| 23 | ユセフ・カヤト | F | 205cm | 韓国戦ゲームハイの21得点 |
| 24 | ハイク・ギョクチアン | F | 203cm | |
| 25 | アリ・メズヘル | PG | 182cm | |
| 34 | ジェラール・ハディディアン | C | 202cm |
出典はFIBA公式の試合エントリー(2026年8月27日 韓国戦)と選手個票。
この12人にアラクジ・ローソンに加え、予選アシスト2位のアリ・マンスールも入っていません。日本戦(Window5)のエントリーが「フルメンバー」になるかどうかが、最初のチェックポイントです。
日本との対戦は11月26日、アウェーの中東2連戦から
日本のWindow5は11月26日にアウェーのレバノン戦、続く11月29日にアウェーのカタール戦という中東2連戦です(レバノン戦の会場・日本時間の開始時刻は発表され次第追記します)。さらに2027年3月1日には、日本のホームでレバノンとの再戦が組まれています。W杯2027への持ち越し成績を考えると、グループ最高成績のレバノンとの2戦が日本の順位を左右する山場になりそうです。
出典: FIBA W杯2027アジア地区予選 公式(戦績・チームリーダー・試合エントリー) / バスケットボールキング(FIBAランキング2026年7月13日更新) / Playmaker Stats(韓国戦93-74のボックススコア) / レバノン代表(英語版Wikipedia)
よくある疑問
レバノンは強いの?
今予選の通算6勝1敗はグループFで最も良い成績で、日本(5勝2敗)を上回ります。FIBAランキングは31位(日本22位)ですが、エースのアラクジと帰化ビッグのローソンを欠いた韓国戦でも93-74で快勝しており、選手層で勝ってくるチームです。
アラクジは日本戦に出る?
未確定です。予選通算では平均19.3得点のチーム得点王ですが、Window4の韓国戦エントリーには入っていませんでした。日本戦(11月26日)の登録は試合直前に発表されるので、分かり次第この記事に追記します。
日本とはいつ対戦する?
Window5の2026年11月26日にアウェーで対戦し、2027年3月1日には日本のホームで再戦します。11月は26日レバノン戦・29日カタール戦の中東アウェー2連戦です。
管理人より
このグループの本当のライバルは、ランキングが上の中国よりもレバノンだと見ています。6勝1敗という成績は、エースのアラクジと帰化ビッグのローソンを欠いた試合です。直近の韓国第一線では韓国のエース「イ・ヒョンジュン」がいる状態で当たりましたが、4Qで一気に引き離して大差をつけて勝っているという事実です。ユセフ・カヤトの活躍が凄まじかったですね。動けるビッグマンは強い!さらにここから全員が揃ったレバノンと、11月にアウェーの空気の中で戦う。追い打ちかのようにNBA組(河村、八村)の参加は難しくなる。かなり苦しい展開になるため、W杯2027までの道で一番の関門はここだと思います。今から追いかけていきます。
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