この記事は日本代表を応援する管理人の一人称で書く観戦記です。中立の報道記事とは筆致が異なります。
日本が3年前と同じ準々決勝の台湾戦を、今度は勝ち切りました。前半からガードとビッグマンの連係、守備からの速攻で主導権を握り、3Q終了時には19点リード。4Qに台湾の3ポイントと激しい守備で7点差まで迫られましたが、85-78で逃げ切り、準決勝へ進みました。
黒川虎徹は2試合連続の20得点超となる23得点。小川敦也は15得点7アシスト、アレックス・カークとシェーファー アヴィ幸樹は高確率でゴール下を支えました。台湾の大会メンバーと特徴は台湾代表選手まとめ、前戦の課題は日本対韓国の観戦記にまとめています。
試合情報
| 日付 | 2026年9月16日(水) 19:20 |
|---|---|
| 大会 | 第20回アジア競技大会 男子準々決勝 |
| 会場 | 愛知国際アリーナ(IGアリーナ) |
| 結果 | 日本 85-78 台湾(チャイニーズ・タイペイ) |
| Q別 | 16-9 / 28-23 / 24-17 / 17-29 |
| 入場者数 | 5,504人 |
| 次戦 | 9月18日(金)19:20 準決勝・中国戦 |
結論: 85-78、若い日本が19点差を守って準決勝へ
日本はハーパーJr.を起点に守備の強度を上げ、小川のペイントアタックとビッグマンのダイブで台湾の守備を崩しました。スペインピックも機能し、シェーファーが短い出場時間で効率よく得点。韓国戦で崩れた3Qも24-17で上回りました。
一方、4Qは17-29。台湾が失うもののない勢いで3ポイントを放ち、守備の圧力も強めると、日本はターンオーバーを重ねました。19点あったリードを7点まで縮められた終盤は苦しかった。それでも黒川の3ポイント、ハーパーJr.のタフショット、カークのゴール下で最後の一線を守った。ボクには、若い選手たちが勝ちながら大きな経験を得た試合に見えました。

1Q 16-9――小川敦也の突破と守備からの速攻
日本は小川とカークのピックを思わせる形から、小川がフローターでペイントを攻略します。トップからビッグマンがダイブするプレーも使い、ボールをよく動かしました。山﨑一渉の3ポイントはリングに嫌われましたが、狙った場所からシュートまでは作れています。
守備ではハーパーJr.が前から圧力をかけ、スティールから速攻へ。台湾に簡単なシュートを与えず、日本が試合の速度を握りました。最初の10分は16-9。大量得点ではなくても、守備と小川の突破力で明確に先手を取ったQでした。
このQの注目選手
- 小川敦也:ペイントアタックとフローターで最初の流れを作った。
- ジャン・ローレンス・ハーパージュニア:強い守備からスティールと速攻を生み出した。
2Q 44-32――スペインピックとシェーファーの高効率
日本の守備強度は落ちません。台湾のチェン・インジュンはドリブルから接触を作り、フリースローを得る技術を見せました。ハーパーJr.が正面では止めていても、最後のフィニッシュでファウルを奪われる。台湾のエースのうまさが出た場面です。
攻撃ではスペインピックに台湾が対応し切れず、日本のガードとセンターが何度もペイントへ入りました。リバウンドへの意識も高く、外れても次の攻撃へつなげます。特に良かったのがシェーファー。パスを受けてから柔らかいフローターを決め、カークを休ませながら得点を落としませんでした。
高島紳司が3つ目のファウルを抱えたのは心配でしたが、ルーズボールへ飛び込む泥臭さはチームの活力でした。Q単体で28-23、前半は44-32。日本が12点リードを作りました。
このQの注目選手
- シェーファー アヴィ幸樹:8分43秒で8得点、FG4/5。カークの休憩時間を得点で支えた。
- 高島紳司:ファウルを抱えながらも、守備とルーズボールで強度を保った。
3Q 68-49――小川祭り、韓国戦の課題をひとつ返した
後半も日本はガードとビッグマンのピックプレーを続けました。ポストのダイブを警戒させ、そのままガードがレイアップまで持ち込む。台湾に連続3ポイントを許しても慌てず、得点を返してリードを維持しました。
ただ、金近廉のファンブル、カークのキャッチミス、黒川のドライブから相手ボールになる場面と、優位な時間のターンオーバーはもったいない。台湾のリン・ティンチェンにも外角を決められ、完全には突き放せません。
そこで小川が守備からもう一度流れを引き寄せました。強いプレッシャーで奪い、自分でレイアップまで持ち込む。ビッグマンのスクリーンも効き、日本は外角を狙える形まで作ります。最後は山内ジャヘル琉人がフロアへ飛び込んでルーズボールを確保。Q単体24-17、累計68-49。韓国戦で崩れた3Qを、今日は日本が取り返しました。
このQの注目選手
- 小川敦也:守備で奪い、自ら速攻を完結。試合全体でも15得点7アシスト。
- 山内ジャヘル琉人:フロアダイブでボールをもぎ取り、チームの強度を示した。
4Q 85-78――台湾の29得点、黒川とカークで逃げ切る
台湾は失うものがない勢いで3ポイントを狙い、守備の強度も一段上げました。日本の得点が止まり、チェン・インジュンの3ポイントで点差は一桁へ。それでも黒川が3ポイントを返して10点差へ戻し、ハーパーJr.もペイントへ入り、ステップから難しいフェイダウェイを決めました。
ここから日本はターンオーバーを重ね、台湾の強いプレッシャーに再び追い込まれます。リン・ティンチェンの3ポイント後にはスティールを許し、決められれば5点差という場面まで来ました。そこを台湾が外すと、カークがゴール下で決めて9点差。ベテランの勝負強さで流れを切りました。
3ポイントへのファウルから7点差となり、残り1分には台湾のHCチャレンジも入りました。最後は小川、ハーパーJr.、黒川の3ガードでボールを守り、ファウルゲームを耐えます。Q単体では17-29。きれいな締め方ではありません。それでも一発勝負の準々決勝を85-78で勝ち切りました。
このQの注目選手
- 黒川虎徹:追い上げられた勝負どころで3ポイント。23得点で日本を救った。
- アレックス・カーク:最終盤にゴール下を決め、台湾へ傾きかけた流れを止めた。
今日のヒーロー: 黒川虎徹
23得点、FG6/10、3P3/4、フリースロー8/8。韓国戦の21得点に続き、2試合連続でチーム最多得点を記録しました。
4Qに台湾が一桁差まで迫った場面で、黒川は3ポイントを決め返しました。司令塔として試合を整えるだけでなく、自分が決めなければいけない時間にシュートを選び、フリースローも一本も落とさない。ボクのMVPは黒川です。苦しいときにボールを預けたい選手へ、今大会で確実に変わっています。
数字ひとつ: リバウンド47-32、日本の全員が身体を張った
日本はリバウンドで台湾を47-32と上回りました。カークが8本、高島が7本。さらに山﨑と川島が5本ずつ、ハーパーJr.と小川も4本ずつ取っています。ボクが試合後に光った選手として挙げたい山﨑は、得点が3点でもオフェンスリバウンド2本を含む5本で貢献しました。
ビッグマンの得点効率も高く、カークはFG5/6で12得点、シェーファーはFG4/5で8得点。ガード陣がペイントへ入り、ビッグマンがスクリーンとダイブで仕上げる形は、中国戦でも日本の武器になります。
この勝利から中国戦、韓国との決勝へ
日本は準決勝で中国に97-77で勝利し、決勝へ進みました。決勝は韓国に57-67で敗れ銀メダル。中国戦と韓国との決勝を合わせて読むと、この台湾戦で見えた収穫と課題がその後どう表れたかを追えます。
収穫は3Qまで守備と連係を続け、ガードの得点力とビッグマンの仕事を同時に出せたこと。課題は12ターンオーバーと、勝負どころで攻撃を完結させる力でした。中国戦では後半も攻め続けて97点。決勝では韓国の守備に苦しみ57点にとどまり、この両面が大会の成長と最後の壁になりました。
公式記録:愛知・名古屋2026 日本対台湾
日本対台湾の結果は?
日本が台湾に85-78で勝利しました。Q別は日本から見て16-9、28-23、24-17、17-29です。日本は準決勝へ進みます。
日本代表の最多得点は誰?
黒川虎徹の23得点です。フィールドゴール6/10、3ポイント3/4、フリースロー8/8を記録しました。小川敦也は15得点7アシスト、アレックス・カークは12得点8リバウンドでした。
台湾代表の最多得点は誰?
チェン・インジュンの20得点です。リン・ティンチェンが19得点、マー・チェンハオが13得点で続きました。
日本代表の最終成績は?
準決勝で中国に97-77で勝利。決勝は韓国に57-67で敗れ、銀メダルでした。
みんなに聞きたい
台湾戦で最も印象に残った選手と、この試合が大会終盤にどうつながったかをコメントで教えてください。
管理人のコメント
日本の若い選手たちにとって、勝ちながら大きな経験を得た試合だったと思います。ガード陣が自分で点を取り、ビッグマンがスクリーン、ダイブ、リバウンドを効率よくこなした3Qまでは本当に良かったです。ただ、4Qはボールを失い、決め切れず、19点差を7点まで縮められました。ボクはこの苦しさも含めて価値があると思います。次の中国戦では、追われる時間ほど一本のパスと一本のフィニッシュを大切にしてほしいです。
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