この記事は日本代表を応援する管理人の一人称で書く観戦記です。中立の報道記事とは筆致が異なります。
W杯アジア予選2次ラウンドの初戦、アウェーのサウジアラビア戦は106-78の完勝でした。深夜2時のティップオフまで起きていた甲斐が、1Qの時点でもうありました。八村塁が前半ノーミスの18得点、最終的に29得点。チームは4Qを流してなお100点超え。韓国戦2連勝の勢いそのままどころか、それ以上の内容だったと思います。
1Q 33-22——深夜2時のダンクじゃない
日本ボールで始まって、先制はやっぱり八村のミドル。サウジのゾーンに対してもハイポストから余裕のシュートで、1on1でも格の違いを感じさせます。河村勇輝のハッスルディフェンスから八村がスティール、さらにもう一本スティールを決めて、そのまま目の覚めるダンク。深夜2時に見ていい類のダンクではありません。完全に目が覚めました!
おでんくん(西田優大)がこの日最初の3Pを沈め、タイミングをずらすステップのドリブルアタックも冴える。河村は超スピード。たかちゃん(ホーキンソン)もよく走ってダンクまで持っていきます。サウジもリバウンドとルーズボールへの意識が高く、かなり食らいついてきましたが、それを許さないのが八村の3Pと西田の連続3P。日本はファストブレイクからよく走って、3分45秒の時点で21得点というスピードバスケでした。
気になったのはシェーファーの2ファウル。相手の12番(208cmのアルスワイレム)が大きくて強い。ただ、交代直後の吉井裕鷹がコーナー3を沈め、齋藤拓実のロングパスから富永啓生へのアリウープ、そして富永のきれいなステップバック3P。セカンドユニットでも攻撃が止まりません。残り0.8秒のラストポゼッションで八村を入れてくる采配も、絶対の信頼を感じてよかった。
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/#八村塁 選手のダンク
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2Q 56-40——エースの上手さと、それを上回る完璧な人
サウジは3Pを積極的に打ってきます。それに対して富永がディフェンスでもスティールを狙い、ドリブルからのレイアップでも得点。3Pだけじゃないところを見せて、今日は乗っていました。
そして相手のエース、アブドゥル=ラフマンはやっぱり上手い。高島紳司のハードなディフェンスに対しても、身体を当ててからのステップでねじ込んでくる。さらにファストブレイクを走って連続得点。日本がタイムアウトを取る場面もありました。
流れを切るために八村がコートに戻り、ホーキンソンのポストシュートで立て直し。佐々木隆成が3Pで一気に返します。流れながらのシュートをしっかり決めたのはすごい。佐々木はディフェンスでも良く、相手エース(アブドゥル=ラフマン)にタフショットを打たせてファストブレイクに繋げる場面もあれば、飛び込んでくるオフェンスにビビらず守ってオフェンスファウルも獲得しました。
そして八村です。前半だけでフィールドゴール6/6、フリースロー4/4のノーミス18得点。八村がボールを持つと、サウジはファウルで止めるしかない。終盤には八村のブロックが炸裂したと思ったら、ホーキンソンもウルトラブロック。2人の共鳴が起きていました。これが韓国戦を調整として使い仕上げてきたパーフェクト八村の実力か…
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/#八村塁 選手のブロック
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3Q 90-52——河村劇場、34-12の圧殺
後半は河村がキレッキレでした。ロングパスから八村の神ステップでファストブレイク成功、八村のディープ3も炸裂。そしてバックカットをよく見た馬場ちゃんへのキラーパスを通し、そこからフリーになったホーキンソンの3Pをお膳立て。河村がドリブルでペイントに引き付けてホーキンソンがオープンになる、中から外への流れが気持ちよすぎだろ?
緩急からのスピードドリブルは、解説を置き去りにする速さでした。(解説の原選手がなんか言ってる隙に点をとってましたw)得点とさることながらアシストで真の力を見せてきたと思います。
残り3分41秒からは齋藤と佐々木の2ガード。齋藤が距離を空けられたところから3Pを射抜き、佐々木のプルアップ3Pでさらに引き離します。サウジは3P一辺倒になって単調になり、戻りの遅さを日本のスピードが翻弄する。このクォーターだけで34-12。ディフェンスの強度も最後まで落ちませんでした。
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#馬場雄大 選手から #ジョシュホーキンソン 選手へ
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4Q 106-78——富樫も富永も、最後まで全員バスケ
4Qも佐々木と齋藤の2人でかき回すスタート。相手のリバウンドへの意識が下がったぶん、日本がリバウンドを取り続けます。八村のコーナー1on1からのタフショットは「なんであれが決まるの?」というNBAそのもの。体勢が崩れた状態で決めきるシュート力が頼もしすぎます。0度でボードが被る位置で何が起こったのかと!
そして「ボールを持つとディフェンスが寄ってくるので、片手で持ったままパスを出す。あれは取れません。腕長すぎいいいい
富樫勇樹も4Qから出場してすんなり3P。そして富永の美しいステップバック3Pで100点の大台を超えました。富永は3Pだけでなくドリブルでも攻めてフリースローも獲得。最後まで攻撃の手を緩めない、気持ちのいい勝ち方でした。
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/#富永啓生 選手の3P‼
日本100得点目
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今日のヒーロー: 八村塁——29得点、ミスはたった2本
スタッツは29得点、フィールドゴール11/13、3P3本、フリースロー4/4(バスケットボールキングの試合レポートより)。前半はシュートミスゼロ。ぼくのメモには「パーフェクト村」と書いてあります。
数字以上にすごいのは、八村がコートにいるだけでチーム全体にバフがかかることです。八村が引き付けるから味方が空く。八村がダンクを決めるとホーキンソンもダンクを決め、3Pを決めれば続き、ブロックまで続く。そして何より、相手に流れを絶対に渡さない勝負勘。この試合、日本が危なくなりかけた場面は八村が戻るたびに消えました。コレ本当。
光った選手たち
ホーキンソンは21得点に3P3本。走ってダンク、ポストで立て直し、ブロックで共鳴と、攻守の第2の柱でした。富永は14得点で、ステップバック3Pの美しさは今日一番。河村は4得点ながら8アシストで、3Qのキラーパスの連発はこの試合のハイライトのひとつです。佐々木は3Pと泥臭いディフェンス、齋藤はロングパスと距離を突いた3P、西田は立ち上がりの得点、富樫は4Qの3P。ベンチから出た選手がみんな得点に絡む全員バスケで、欲を言えば高島にも得点がついていれば言うことなしでした。しかし、スタッツには残らないディフェス面では高島頑張ってましたね。相手エースに食らいついていました。それは馬場選手にも言えることで、彼らがしっかり止めるから日本のオフェンスも好調で行けたんだと思います。
相手エースは本物だった
試合前にまとめ記事を書いたアブドゥル=ラフマンは、警戒していたとおりの上手さでした。ドリブルでディフェンスを割ってくる技術は確か。ただ、チームとしてのサウジは後半3P頼みになって単調になり、日本のスピードと強度に最後までついてこられませんでした。1Qから感じたサウジのリバウンドへの執着は本物だったので、ホームの勢いに乗せる前に突き放せたのが大きかったと思います。
課題を言うとすると
どうしてもインサイドで押されてしまう場面があった。2ガードのミスマッチをつかれるのは想定内としても、それ以上に外に引き付けられてペイントエリアが空いてしまうとすんなりパスが通りイージーシュートを決められることが多かった。あとは前半でオフェンスリバウンドをとられがちで気持ちよくスリーポイントを打たれてた印象もある。今回は渡邊がいなかったこともあり、その点が課題として見えたかなと。次にどう修正していくかが気になります。
次は8月31日、ホームでカタール戦(結果: 123-70で快勝)
次戦は中3日、8月31日(月)19時10分からトヨタアリーナ東京でカタール戦でした(日本テレビ系地上波・DAZN/TVer配信)。結果は123-70、出場12人全員が得点する快勝で、中身はカタール戦の観戦記に書いています(以下は試合前に書いた見通しです)。相手には元NBAのブランドン・グッドウィンがいる可能性があり、こちらも帰化エースとの対決になります(カタール代表まとめ)。この内容をホームでも見せてくれたら最高です。深夜ではなくゴールデンタイムなので、今度は眠気と戦わずに済みます。
試合結果とクォータースコアは?
日本106-78サウジアラビアで、クォーター別は33-22、23-18、34-12、16-26です。第3クォーターの34-12で勝負が決まりました。公式スタッツはFIBA公式の試合ページで見られます。
次の試合はいつ?
8月31日(月)19時10分から、トヨタアリーナ東京でカタール戦です。日本テレビ系の地上波とDAZN・TVerで視聴できます。
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