2026年8月28日のW杯アジア予選と9月11日のアジア大会で、バスケ日本代表が対戦したサウジアラビア代表。その警戒度No.1が、背番号5のムハンマド=アリ・アブドゥル=ラフマン選手です。193cmのシューティングガードで、現在は32歳です。
アジアカップ2025の得点王(平均26.0得点)で、FIBA公式ではW杯2027アジア予選8試合で平均19.9得点。そして8月31日、川崎ブレイブサンダースが2026-27シーズンの加入を発表しました。日本を苦しめた得点源を、今季からBリーグで見られます。
【2026年9月14日更新】川崎加入、背番号55、2度の日本戦の結果を追記し、所属情報を更新しました。

ミシガン大学で学校記録の144試合、NCAA決勝の舞台へ
アブドゥル=ラフマン選手は1994年9月1日生まれ、アメリカ・ペンシルベニア州アレンタウン出身。2014年にNCAAの名門ミシガン大学に進み、4年間で学校記録の144試合に出場しました。ケガをせず、4年間ずっとローテーションにいた——地味に見えて、大学バスケでは一番むずかしい種類の記録です。
ハイライトは最終年の2018年。ミシガンをNCAAトーナメント決勝まで引っ張り、ビラノバ大に62-79で敗れたものの全米準優勝を経験しています。ビッグテン・カンファレンスのトーナメントでは2017年・2018年と連覇のメンバーでした。

Gリーグから欧州4か国を渡り、ビルバオで欧州タイトル
NBAドラフトには掛からず、プロキャリアはGリーグのカントン・チャージから始まりました。その後はポーランド(レギア・ワルシャワ)、イタリア(ペザーロ)、トルコ(ダリュシャファカ)、スペイン(ビルバオ)と欧州の1部リーグを渡り歩きます。ペザーロでは平均13.9得点、ビルバオでは2024-25シーズンにFIBAヨーロッパカップ優勝を経験しました。
2025-26シーズンはイタリア1部のトレヴィーゾでプレーし、2026年8月31日に川崎ブレイブサンダースへの加入が発表されました。川崎での背番号は55、契約は2026-27シーズンです。サウジアラビア代表では背番号5なので、Bリーグでは番号が変わります。
2025年、サウジアラビアのエースに
サウジアラビア代表としてのプレーは2025年から。FIBAの制度では各代表チームに帰化選手を1人登録でき、サウジアラビアはその枠をこの選手に使いました。
結果はすぐに出ます。2025年8月、地元ジッダ開催のアジアカップ2025で平均26.0得点の大会得点王。フィリピンに延長で敗れた試合でもゲームハイの33得点を挙げました。W杯予選1次ラウンドでも平均21.8得点でチーム1位。2位のアルスワイレム(15.8点)と合わせて2人で約38点というのがサウジの得点構造で、日本戦もこの2人を軸に攻めてきます(サウジアラビア代表まとめ)。
日本戦は16得点と29得点。川崎が獲得した力を見せた
8月28日のW杯アジア予選では、日本が馬場雄大選手を中心に守り、アブドゥル=ラフマン選手は16得点でした。強いドライブで接触を受けながらフィニッシュし、外からも狙えるため、数字以上に守りにくさが残りました。
加入発表後の9月11日、アジア大会でも日本と再戦。この日は40分出場、29得点、3ポイント5/8を記録しました。日本が86-80で勝ちましたが、サウジアラビアが後半に追い上げた中心はこの選手です。試合の詳しい流れはサウジアラビア戦の観戦記にまとめています。
出典: 川崎ブレイブサンダース 加入発表 / FIBA選手ページ / トレヴィーゾ・バスケット公式 / B.LEAGUE「B.革新」 / 当サイトの日本対サウジアラビア観戦記
よくある疑問
アブドゥル=ラフマンとは何者?
サウジアラビア代表のエースで、背番号5・193cmのシューティングガードです。アメリカ出身で、ミシガン大学時代の2018年にNCAAトーナメント準優勝。2025年からサウジアラビア代表としてプレーし、アジアカップ2025で得点王(平均26.0得点)になりました。
なぜアメリカ出身なのにサウジアラビア代表?
FIBAの制度で、各代表チームは帰化選手を1人まで登録できます。サウジアラビアはこの帰化枠をアブドゥル=ラフマン選手に使っており、2025年から代表でプレーしています。
今はどこのクラブにいる? 背番号は?
2026-27シーズンから川崎ブレイブサンダースに所属します。川崎での背番号は55、ポジションはSGです。サウジアラビア代表では背番号5を着けています。
名前の表記は?
英語表記はMuhammad-Ali Abdur-Rahkmanで、日本語では「アブドゥル=ラフマン」のほか「アブドゥル=ラクマン」と書かれることもあります。同一人物です。
管理人より
日本戦を2試合見たボクの印象は、やはり守りにくい選手です。身体を当ててもドライブを止め切れず、少し下がれば3ポイントを決める。8月は馬場雄大選手がかなり抑えましたが、9月の再戦では29得点まで積み上げました。今度は対戦相手の危険人物ではなく、毎週Bリーグで見られます。川崎でカーク選手やボンズ選手とどう組むのか、楽しみが一つ増えました。
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