この記事は日本代表を応援する管理人の一人称で書く観戦記です。中立の報道記事とは筆致が異なります。
前半を2点リードで折り返した日本は、後半に韓国の守備強度と速攻を止められず、83-100で敗れました。それでも、黒川虎徹がパスだけに収まらず自分で21得点を奪った姿と、ハーパーJr.が守備から流れを作った時間には、次へつながる熱がありました。
試合情報
| 日付 | 2026年9月13日(日) 19:00 |
|---|---|
| 大会 | 第20回アジア競技大会 男子予選グループA第3戦 |
| 会場 | 愛知国際アリーナ(IGアリーナ) |
| 結果 | 日本 83-100 韓国 |
| Q別 | 17-19 / 25-21 / 24-31 / 17-29 |
| 入場者数 | 8,182人 |
| 予選成績 | 日本2勝1敗、グループA 2位 |
結論: 83-100、前半の互角から後半に突き放された
前半は黒川のゲームコントロールと得点、カークのインサイドを軸に、42-40と日本がリードしました。金近廉、山﨑一渉、黒川の連続3ポイントで一気にひっくり返した場面には、このチームの爆発力も見えています。
ただ、後半は日本41点に対して韓国60点。韓国が3Qから身体を強く当て、ダブルチームとスティールから速攻へつなぐ一方、日本はパスとキャッチの精度を最後まで整えられませんでした。得点してもすぐに返され、最後のブザービーター3ポイントまで決められた。ボクには、準々決勝へ向けて悔しさが強く残る終わり方でした。

1Q 17-19――黒川虎徹が入ると、日本の攻撃が動いた
最初はカークがフリースローライン付近からミスマッチを突いてシュート。韓国のイ・ヒョンジュンが3ポイントですぐに返します。日本はカークのインサイドに明確な優位がある一方、それ以外の選手の動きが少なく、韓国にはドライブからフリーの選手へ簡単にパスを通されました。
空気を変えたのが黒川でした。途中から入ると、タフなプルアップを続けて成功。これまでのようにアシストへ徹するだけではなく、今日は自分で点を取りに来ていました。高島紳司とハーパーJr.がイ・ヒョンジュンへ密着し、黒川のパスをシェーファー アヴィ幸樹が得点へつなげると、日本の攻撃にも流れが生まれます。
終盤は韓国のエディ・ダニエルがリバウンドへ絡んでファウルを獲得。フリースローは1本成功でしたが、持ち味の運動量を見せられました。最初の10分は17-19です。
このQの注目選手
- 黒川虎徹:途中出場からプルアップを決め、止まっていた攻撃を動かした。
- 高島紳司:イ・ヒョンジュンへ身体を寄せ、簡単に打たせない守備を続けた。
2Q 42-40――3本の3ポイントと黒川のドライブで逆転
日本は韓国の3ポイントへ強く出た分、シュートファウルが重なりました。黒川が3ポイントを決めても、韓国がすぐに3ポイントを返す。両チームの守備強度が高く、簡単には流れを引き寄せられません。
エディ・ダニエルは黒川とのサイズ差を狙って、力強くドライブ。日本は川島悠翔がスピンムーブからゴール下へ入り、カークがオフェンスリバウンドからフックを決めて食らいつきます。韓国のイ・スンヒョンが精度の高いミドルを返し、日本は3ポイントへのファウルやリバウンドのタイミングでも苦しみました。
それでも終盤、金近、山﨑、黒川が続けて3ポイントを成功。最後は黒川が自らドライブして2点をもぎ取り、42-40。逆転して前半を終えました。
このQの注目選手
- 黒川虎徹:3ポイントに加え、ラストプレーもドライブで完結。日本へリードを持ち帰った。
- 川島悠翔:スピンムーブから守備の穴へ入り、強気な攻撃でファウルも誘った。
3Q 66-71――韓国の圧力、それでもハーパーが走らせた
日本は小川敦也と川島が1対1を仕掛ける攻撃的な入り。しかし韓国は、前半以上に身体を当てて守備強度を上げました。金近がダブルチームに捕まってターンオーバー。過去2試合でも3Qに加速していた韓国が、本領を見せ始めます。
日本をもう一度走らせたのはハーパーJr.です。守備でボールへ食らいつき、リバウンドからの速攻では相手を引きつける。その展開から山﨑の3ポイントが決まり、一時は1点差まで詰めました。守備のハッスルが攻撃の勢いに変わった場面でした。
残り1分を切ると、ハーパーJr.のドライブにシェーファーが合わせ、バスケットカウント。ところが最後はイ・ジョンヒョンにブザービーター3ポイントを決められます。Q単体で24-31、累計66-71。追いつきかけたところで、重い一撃を受けました。
このQの注目選手
- ジャン・ローレンス・ハーパージュニア:守備から速攻を作り、ドライブでもシェーファーの得点を引き出した。
- シェーファー アヴィ幸樹:合わせからバスケットカウント。9分36秒で10得点、FG4/4。
4Q 83-100――ダブルチームから走られ、最後まで止められない
イ・ヒョンジュンは3ポイントのタッチが良くない日でも、リバウンドからティップインを決め、要所で点を取ります。残り7分で9点差。日本はタイムアウトを取り、カークのポストで確実な得点を狙いましたが、決め切れませんでした。
残り3分30秒を切ると、日本も守備へ全力を注ぎます。ハーパーJr.の気迫あるブロックから、金近がファウルを受けてフリースロー2本を成功。残り1分5秒からファウルゲームへ入りました。
しかし韓国は最後まで守備強度を下げません。ダブルチームで奪って速攻へつなぎ、日本はファウルゲームに入ってからも得点できない。最後はブザービーターの3ポイントまで許し、Q単体で17-29、最終スコアは83-100。決勝トーナメントにつながる形で終わってほしかっただけに、後味の悪さが残りました。
このQの注目選手
- 黒川虎徹:苦しい時間もボールを託したいと思わせた。この試合でチーム最多21得点。
- ジャン・ローレンス・ハーパージュニア:終盤も守備で諦めず、ブロックから反撃のきっかけを作った。
今日のヒーロー: 黒川虎徹
21得点、4アシスト、3ポイント4/8。これまで見せてきたゲームメイクだけではなく、自分で点を取りに行けば取れることを示しました。
1Q途中、カーク以外の攻撃が動かなかった時間に、タフなプルアップを決めて空気を変える。2Q終盤には3ポイントを沈め、最後のドライブで前半のリードまで奪いました。ボクは、苦しいときほど黒川へ預けたいと思いました。
そして守備のヒーローはハーパーJr.です。5得点に加えて6アシスト、2スティール、1ブロック。数字以上に、守備から日本を走らせた時間が印象に残りました。
数字ひとつ: 日本26ファウル、韓国はフリースロー23本成功
日本は26ファウルを記録し、韓国にフリースロー28本を与えて23本決められました。特に前半は、韓国の3ポイントへチェックへ行ったところでファウルになり、守ろうとした強さが失点につながる苦しい展開でした。
一方で、日本のフリースローも19/21と高確率です。問題は強度を下げることではなく、相手のシュート動作へ入る前にコースを消し、無駄な接触を減らすこと。準々決勝では、激しく守りながらフリースローを与えすぎない精度が必要です。
この敗戦から決勝での再戦へ
日本はグループAを2勝1敗の2位で終えました。準々決勝で台湾、準決勝で中国を破り、決勝で韓国と再戦。決勝は57-67で敗れて銀メダルでした。
黒川がアシスト役だけでなく得点源にもなれると示したことは、その後の台湾戦にもつながりました。課題だった終盤のパスとキャッチ、得点を返した直後の守備、ダブルチームを受けたときの逃がし方は決勝でも問われました。決勝の観戦記と合わせると、予選から変わった部分と最後まで残った課題を比べられます。
日本対韓国戦の結果は?
日本は韓国に83-100で敗れました。Q別は日本から見て17-19、25-21、24-31、17-29。2勝1敗でグループAを2位通過しました。公式記録は大会公式結果ページで確認できます。
日本代表の最多得点は誰?
黒川虎徹の21得点です。4アシスト、3ポイント4/8も記録しました。アレックス・カークは19得点12リバウンドでした。
大会の続き
韓国の12人と優勝までの歩みは韓国代表まとめへ。日本は台湾戦と中国戦を勝ち上がり、決勝で韓国と再戦しました。大会全体は全結果と日本代表12人で確認できます。
みんなに聞きたい
予選と決勝の2試合を比べて、日本が変えられたことと残った課題をどう見ましたか。ぜひコメントで教えてください。
管理人のコメント|予選直後に書いたこと
前半を42-40で終えたときは、このまま最後まで競れると思いました。だからこそ、後半60失点と最後のブザービーターは悔しいです。それでも、黒川が司令塔の枠を越えて21点を取り、ハーパーJr.が守備から何度も流れを作ったことは大きな収穫でした。ボクが準々決勝で一番見たいのは、相手の圧力を受けても慌てず、一本のパスと一本のキャッチを確実につなぐ日本です。
あなたはどう見ますか? コメント欄であなたの声を聞かせてください。









