日本は9月16日の準々決勝で台湾に85-78で勝利しました。大会表記はChinese Taipei/チャイニーズ・タイペイです。この記事では台湾代表の12人とグループリーグでの特徴をまとめています。試合の流れは日本85-78台湾の観戦記へ。結果はJOCの準々決勝レポートでも確認できます。
台湾はグループBを2勝1敗の2位で通過。チェン・インジュンとリン・ティンチェンの得点力に、滋賀レイクスのユウ・アイチェのゲームメーク、213cmの帰化センターブランドン・ギルベックが加わります。この記事では大会公式記録に載った背番号つきの最終12人と、グループリーグ3試合の数字から見た日本戦前の注目点をまとめます。日本の大会メンバーと全日程はアジア大会2026ガイド、グループ最終戦は日本対韓国の観戦記にまとめています。
準々決勝の結果:日本85-78台湾
| 試合 | 男子準々決勝 |
|---|---|
| 日時 | 2026年9月16日(水)19:20 |
| 対戦 | チャイニーズ・タイペイ(台湾) vs 日本 |
| 会場 | 愛知国際アリーナ(IGアリーナ) |
| 結果 | 日本85-78台湾 |
| 日本のその後 | 準決勝で中国に97-77で勝利。決勝は韓国に57-67で敗れ銀メダル |
日本は韓国に83-100で敗れてグループAを2位通過。台湾はイランと同じ2勝1敗でしたが、直接対決で69-72と敗れたためグループBの2位になりました。2023年杭州大会の準々決勝でも両国は対戦し、若手中心の日本が66-85で敗れています。今回は3年前と同じ準々決勝で日本が雪辱を果たしました。以下の分析は日本戦前のグループリーグ3試合を対象にしています。
アジア大会2026の台湾代表12人
大会公式記録に登録された12人です。背番号、ポジション、身長は大会公式記録、所属は台湾協会の最終メンバー発表を伝えた台湾メディアの9月2日時点の情報を基準にしています。
| # | 選手名 正式表記 | P | 身長 | 所属 |
|---|---|---|---|---|
| 0 | リン・ティンチェン 林庭謙 / LIN Ting-Chien | G | 191cm | 台北台新マーズ |
| 2 | マー・チェンハオ 馬建豪 / MA Chien-Hao | SF | 203cm | フォルモサ・ドリーマーズ |
| 7 | ユウ・アイチェ 游艾喆 / YU Ai-Che | G | 183cm | 滋賀レイクス |
| 9 | チェン・インジュン 陳盈駿 / CHEN Ying-Chun | PG | 181cm | 北京首鋼 |
| 10 | フー・ロンマオ 胡瓏貿 / HU Long-Mao | F | 195cm | 高雄アクアス |
| 12 | リー・チアカン 李家慷 / LI Chia-Kang | SG | 186cm | 桃園パウイアン・パイロッツ |
| 33 | サミュエル・マヌ 雷蒙恩 / MANU Samuel | F | 201cm | 台北台新マーズ |
| 34 | ブランドン・ギルベック 高柏鎧 / GILBECK Brandon | C | 213cm | フォルモサ・ドリーマーズ |
| 39 | ルー・チュンシャン 盧峻翔 / LU Chun-Hsiang | SG | 188cm | 桃園パウイアン・パイロッツ |
| 41 | ジョナ・モリソン 譚傑龍 / MORRISON Jonah | F | 203cm | 桃園パウイアン・パイロッツ |
| 62 | チェン・クアンチュアン 陳冠全 / CHEN Kuan-Chuan | F | 195cm | 台北台新マーズ |
| 88 | ツェン・シャンチュン 曾祥鈞 / TSENG Hsiang-Chun | C | 206cm | 台北富邦ブレーブス |
注: 本文は読みやすさを優先してカタカナ表記とし、このロスター表のみ漢字と大会の英語登録名を併記しています。台湾では「中華隊」、大会とFIBAでは「Chinese Taipei」と表記されます。本記事では検索時に分かりやすい「台湾代表」を基本表記にしています。
リウ・チェンとアバシは負傷離脱、チェン・クアンチュアンとジョナ・モリソンが追加
当初発表された12人には、ベテランのリウ・チェン(リウ・チェン)とアバシことモハマド・アル・バシール・ガディアガが入っていました。しかし台湾協会は9月2日、2人が負傷により外れ、チェン・クアンチュアンとジョナ・モリソンを追加すると発表しました。
リウ・チェンはウイング守備と経験、アバシは運動量とトランジションで違いを作れる選手です。主力2人の離脱は小さくありません。一方、実際のグループリーグではチェン・クアンチュアンがカタール戦で9得点、ジョナ・モリソンも同戦で15分出場しており、追加された2人を含むローテーションはすでに試されています。
グループBは2勝1敗。カタール戦では3ポイント17本
| 日付 | 相手 | 結果 | 台湾の主な数字 |
|---|---|---|---|
| 9月10日 | ヨルダン | 83-80 勝 | チェン・インジュン16点5AST、リン・ティンチェン15点、ルー・チュンシャン14点 |
| 9月12日 | イラン | 69-72 負 | チェン・インジュン29点、ユウ・アイチェ10AST、ブランドン・ギルベック12点7REB |
| 9月13日 | カタール | 91-69 勝 | 3P 17/43、26AST、6TO |
3試合の平均は81.0得点、73.7失点。3ポイントは合計34本成功(96本中、35.4%)でした。最終戦は43本も外角を放ち、17本成功。チェン・インジュンが9アシスト、ユウ・アイチェが8アシストを記録し、チームで26アシスト、ターンオーバーは6本に抑えています。
大量の3ポイントだけを見ると外角依存に見えますが、チェン・インジュンがボールを持って守備を動かし、リン・ティンチェンとルー・チュンシャンが外で仕留め、ブランドン・ギルベックがゴール下を支える形です。司令塔を複数並べられるため、最初の守備を越えられたあとも次の判断が止まりません。
日本戦前に注目した4人
チェン・インジュン|平均17.7得点、6.0アシストの攻撃の中心
3試合でチーム最多の53得点、18アシスト。イラン戦では29得点を挙げ、カタール戦では得点を8点に抑えながら9アシストへ切り替えました。自分で決める試合と、周りを生かす試合の両方を作れるPGです。日本は最初のピック&ロールを守ったあと、次のパスまで追い続ける必要があります。
リン・ティンチェン|平均14.7得点、3ポイント39.1%
191cmのガードで、3試合すべて2桁近い得点を計算できるスコアラーです。カタール戦は3ポイント5本を含む21得点。大会通算でも23本中9本を沈めています。チェン・インジュンに守備が寄った瞬間のキャッチ&シュートと、クローズアウトをかわして中へ入るプレーを止めたい選手です。
ユウ・アイチェ|滋賀レイクスのPG、2試合で18アシスト
Bリーグのファンに最も身近なのが、滋賀レイクスでプレーするユウ・アイチェです。初戦は出場しませんでしたが、イラン戦で10アシスト、カタール戦で8アシスト。得点は2試合合計8点でも、チェン・インジュンと同じ大会通算18アシストを記録しています。2人を同時に置けば、台湾はボール運びと組み立てを分担できます。
ブランドン・ギルベック|213cm、平均10.3得点8.3リバウンド
アメリカ出身の帰化センター、ブランドン・ギルベックです。3試合で25リバウンドを取り、ヨルダン戦では9リバウンド、イラン戦とカタール戦では各12得点。日本は211cmのアレックス・カークと210cmの狩野富成を擁しますが、ブランドン・ギルベックをボックスアウトしながら台湾のガードを止める仕事が必要になります。
日本が止めたいのは「最初の1本」より、その次の展開
台湾の強みは、ひとりのエースだけに攻撃が止まらないことです。チェン・インジュンが平均17.7得点、リン・ティンチェンが14.7得点、ブランドン・ギルベックとルー・チュンシャンが各10.3得点。さらにユウ・アイチェがゲームを整えます。
- ボールへの圧力: カタール戦の台湾は26アシスト、6ターンオーバー。気持ちよくパスを回させないことが第一です。
- コーナーまで走り切る: 台湾は3試合で3ポイントを96本試投。ヘルプに寄ったあとの戻りが遅れると、リン・ティンチェンやルー・チュンシャンに空きを与えます。
- ブランドン・ギルベックを1対1で受ける時間を作る: インサイドへ守備を集めすぎると外角が開きます。カーク、狩野、シェーファーがファウルを抑えて守れるかが重要です。
日本は韓国戦で100失点し、後半だけで60点を許しました。準々決勝では、台湾の複数ガードに守備を動かされても、40分間コミュニケーションを切らさないことが問われます。
参考・出典: Olympics.com(男子日程・結果) / 愛知・名古屋2026公式リザルト(登録・試合記録) / 中央通訊社(最終12人の変更) / NOWnews(最終12人・所属) / 滋賀レイクス ユウ・アイチェ選手ページ
台湾代表の正式な大会名は?
大会公式では「Chinese Taipei(チャイニーズ・タイペイ)」です。台湾の報道では「中華隊」も使われます。本記事では日本語で探す読者に合わせて「台湾代表」と表記しています。
日本対台湾の結果は?
2026年9月16日に行われ、日本が85-78で勝ちました。日本は続く準決勝でも中国に97-77で勝利し、決勝は韓国に57-67で敗れて銀メダルでした。台湾戦、中国戦、韓国との決勝の観戦記で流れを追えます。
滋賀レイクスのユウ・アイチェは出る?
最終12人に入っています。グループ初戦は出場しませんでしたが、イラン戦で10アシスト、カタール戦で8アシストを記録しました。背番号は7です。
台湾代表の帰化選手は?
背番号34のブランドン・ギルベック(ブランドン・ギルベック)です。大会登録は213cmのセンターで、グループリーグ3試合は平均10.3得点、8.3リバウンドでした。
リウ・チェンとアバシは出る?
出ません。2人とも当初の名簿に入りましたが、負傷により大会前に離脱しました。代わってチェン・クアンチュアンとジョナ・モリソンが最終12人に入りました。
管理人のコメント
3年前の杭州大会も準々決勝で台湾に敗れました。ボクは今回の台湾を見て、チェン・インジュン選手の得点以上に、ユウ・アイチェ選手が加わった時間のパス回しが怖いと感じます。滋賀で見ている選手が日本の前に立つのは楽しみですが、18アシストを記録した司令塔2人を自由にすると、韓国戦と同じように守備が後手へ回りかねません。またA代表の時も苦戦したのギルベック選手がインサイドでどこまで暴れてくるのか?カークがどこまで抑えるのか?怪獣対決も気になってます!
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