【バスケU18日本代表】韓国に64-67、フリースロー6/20に泣いた3点差——高橋歩路の3P3連発は見事だった

【バスケU18日本代表】韓国に64-67、フリースロー6/20に泣いた3点差——高橋歩路のコーナー3連発は見事だった

この記事は運営者が試合を見ながら書いた観戦メモをもとにした、個人の観戦記です。日本代表を応援する立場で書いており、中立の報道記事とは筆致が異なります。スコアとプレーは観戦メモと公式・中継のスタッツの範囲で書いています。

結果: 64-67。ラストポゼッションまでもつれた3点差

FIBA U18アジアカップ2026(インド・アーメダバード)のグループD最終戦、U18日本代表は韓国に64-67で敗れた。前半を37-28とリードしながら、後半に逆転を許し、残り35秒で65-64。最後は日本のラストプレーを韓国の集中したディフェンスに打たせてもらえず、そのまま試合が終わった。 悔しい。でも、この試合は数字を先に見てほしい。3ポイントは日本8/19(42%)、韓国2/17(12%)。外のシュートは完全に日本が上だった。それでも負けた理由も数字にはっきり出ている。フリースローが日本6/20(30%)、韓国19/20(95%)。この1項目だけで13点差。3点差の敗戦の正体は、ここにある。

1Q: トンプソンのドライブと、ゴール下のブロック合戦

立ち上がりはペイントエリアの勝負だった。アウトサイドのシュートはお互いに少なく、トンプソンヨセフハサンがかなりの回数ドライブアタックを仕掛けていく。守っては、ベネディクト研一郎を筆頭にゴール下のブロックが凄まじい。韓国は22番のオム・ソンミン(199cm)がインサイドで一際ガタイの強さを見せていた。デカい。 ただ、お互いにターンオーバーが多い。大会期間のメンバー練習だけで合わせるのはやはり難しいのだと感じる立ち上がりでもあった。日本のディフェンスはドライブで縦に割られてレイアップまで行かれる場面が何度もあり、トンプソンも同じ形でやり返す——そんな応酬だった。

2Q: マクミランの均衡破り、高橋の値千金、そして37-28

得点が止まった時間帯を破ったのはマクミランアレックスのパワードリブルだった。ゴール下を吹き飛ばして得点。高橋歩路の値千金の3Pで同点に追いつくと、トンプソンのドライブアタックに合わせた高橋のアリウープも決まる。決められたら即座に返してくる韓国とのシーソー展開の中で、トンプソンのゴール下への侵入は最後まで止まらなかった。完全に抜き去っていく。 残り3分からは恒岡ケイマンがペイントエリアで安定したシュートを沈め、ファウルももらう活躍。ベネディクトの3Pも決まって韓国はたまらずタイムアウト。ゴール下の争いはプロ顔負けの大接戦で、ベネディクトはかなり身体を張っていた。韓国にファウルがかさむ一方で日本のファウルが少なかったのも効いて、前半は37-28。9点リードで折り返した。

3Q: 出だし0-8、そしてフリースローの魔物

後半、日本のボールはよく回るのにフィニッシュが決まらない。もどかしい入りから、開始2分で韓国に8点を先行され日本は0。ここからが苦しかった。 この試合最大の伏線がここにある。韓国のテクニカルファウルで日本に4本のフリースローが与えられた場面——4本すべて外した。ベネディクトも高橋もトンプソンも、この時間帯のフリースローが決まらない。せっかくの流れを自分たちで手放してしまった。 韓国は5番のユン・ジフンがドリブルアタックから身体を使ってフィニッシュまで行き、エンドワンで39-39の同点。さらにスティールから3Pで逆転まで許す。それでもベネディクトは自分のミスショットをセカンドチャンスで決めきり、3Pも沈める。なんという男や。マクミランはシュートが決まらない時間帯もリバウンドで頑張り続け、こぼれ球を押し込むチップイン。今野瑛心のルーズボールへの執念も光った。こういう泥臭さは流れを呼ぶ。3Q終了で48-49、1点差。

4Q: 高橋歩路、コーナーから3連発

この試合いちばん熱かった時間帯だ。高橋の3Pで逆転。リバウンドファウル絡みで再逆転を許すと、高橋がまた3P。そしてもう1本——コーナーから3連続の3Pで5点差をつけた。完全に乗っていた。 その直後、残り6分の一番いいところで配信の回線がダウンし、映像が1分ほど止まった(コメント欄は大荒れだった)。再開後も勝負は続く。今野のリバウンドとディフェンスの頑張りが見え、トンプソンはポストの空きを見逃さず、マクミランがゴール下でファウルを獲得。だが、ベネディクトが3Pシュートに対する痛恨のファウルを与えてしまい、フリースローを3本きっちり決められて59-58と逆転される。韓国はフリースローを落とさない。この差が、じわじわと効いてくる。 残り1分30秒、トンプソンのドリブルからポストのマクミランへ通したナイスパスで得点し3点差。韓国タイムアウト。面白くなってきた——が、韓国も6番のオム・ジフがペイントまでドリブルで侵入し、プロ顔負けのステップからフェイダウェイを沈める。マクミランのファウルで与えた2本のフリースローも決められ、残り35秒で65-64、ついに逆転された。 日本のタイムアウト。ここが一番バスケの面白いところだ。誰で勝負に行くか。ベネディクトがユーロステップから仕掛けたシュートは惜しくも外れ、ファウルで止めて残り19秒。韓国はやはりフリースローを落とさず67-64。最後の作戦タイム、高橋の3Pか、今野か——心臓が高鳴ったが、最後まで韓国の集中力が高かった。日本にシュートを打たせないままタイムアップ。

数字が語る敗因

日本韓国
2ポイント17/47 (36%)21/46 (46%)
3ポイント8/19 (42%)2/17 (12%)
フリースロー6/20 (30%)19/20 (95%)
速攻からの得点1117
ターンオーバーからの得点524

3Pで30%上回りながら負ける試合は珍しい。フリースローの13点差と、ターンオーバーから24点を取られた——この2つがすべてだ。メモを見返すと、日本のターンオーバーからワンマン速攻を許す場面が繰り返し出てくる。個の力で上回る場面を作りながら、ボールの管理とフリースローという「落ち着きの領域」で持っていかれた。

今日のヒーロー: 高橋歩路

4Qのコーナー3連発は、この大会ここまでで一番痺れた時間だった。2Qの同点3Pもアリウープも高橋。苦しい展開で外のシュートを打ち切れる18歳がいることは、この敗戦で見つけた一番の収穫だと思う。個人的にはMVPも迷わず高橋だった。

光った選手たち

  • ベネディクト研一郎: ゴール下で身体を張り続け、ブロックにセカンドチャンス、3Pまで。攻め気が空回りしたトラベリングも含めて、全部が全力だった
  • トンプソンヨセフハサン: ドライブでゴール下まで割り続けた。終盤のポストへのナイスパスも冷静だった
  • マクミランアレックス: 決まらない時間帯もリバウンドで戦い続けた。チップインと泥臭さはチームの生命線
  • 今野瑛心: ルーズボールへの執念とディフェンス。ただ、いいパスが回ってきた場面はもっと打っていいと思う

一方で、白谷柱誠ジャックと本田蕗以、恒岡ケイマンに出番がごくわずかだったのが痛かった。交代のカードが限られる苦しい台所事情の中で、コートに立った選手は長い時間よく戦ったと思う。

課題はメンタル——海外で戦うということ

「交代が厳しい中で長時間よく戦った。海外で戦うことの厳しさ、集中力の大切さをよく感じた」。フリースロー6/20は技術の問題というより、アウェーの空気の中で自分を保つ力の問題だと思う。韓国の19/20という数字が、その差を突きつけてくる。この悔しさごと持ち帰って、次に活きてほしい。 相手のロスターと来歴は韓国U18はエースのユン・ジウォンを含む景福高の4人を軸にしたチームで、この日もガードのユン・ジフン、フォワードのオム・ジフが勝負どころを決めきった。年代別から続くこのライバル関係は、まだまだ何度でもぶつかる。 今回、日本はフルメンバーで戦えなかったが、次はコンディション管理も含めて代表戦ということを思い知らされた。ただ、それ以上に日本のバスケのレベルが上がってる感は見ててワクワクする。4~5年後には彼らが日本代表としてさらに大きくなった姿を見せてくれることを願います。

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  出典: スコア・チームスタッツは中継のGAME STATS表示および試合経過による。場面の描写は運営者の観戦メモが正本。両チームのロスターはFIBA U18アジアカップ2026公式の試合エントリーによる。

個人スタッツは?

この記事を書いた時点でFIBA公式の個人ボックススコアが未公表のため、個人の得点数は記載していません。公表され次第、必要に応じて追記します。

グループステージの結果は?

日本はグループDでインドに91-56で勝利したあと、この韓国戦を64-67で落としました。大会はノックアウトラウンドへ続きます(組み合わせは公式サイトで発表されます)。

【バスケU18日本代表】韓国に64-67、フリースロー6/20に泣いた3点差——高橋歩路のコーナー3連発は見事だった

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